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2018年の活動

 「矯正歯科の最新事情―日常臨床で何が求められているのか―」

[日程]   平成30年12月1日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時30分まで
[講演会場] 「広島県歯科医師会館」2階 研修会室
[講師]   広島大学大学院医歯薬保健学研究科歯科矯正学 谷本幸太郎教授

講演内容

【講演テーマ】

「矯正歯科の最新事情―日常臨床で何が求められているのか―」

矯正治療をやってみたけれど、この先どうすれば良いかわからない。最近いろいろ情報が多すぎて何を取り入れるべきか迷っている。そのような質問を受けることがよくあります。実際そのようにお感じの先生もおられるのではないでしょうか。そこで、矯正に興味をお持ちの先生方、既に診療に導入されている先生方にも役立つように、以下の内容をまとめました。
① 混合歯列期の矯正治療の考え方―治療を始めるタイミングと方法―
② どんな場合に矯正専門医への紹介が必要か
③ 現在使われているマルチブラケット法の特徴―歯科矯正用アンカースクリューとはー
歯科治療における連携の重要性はますます高まっていますが、現実問題として矯正専門医に紹介すべきかどうか、いつが最適なのか、判断に迷われる場合もあるのではないでしょうか。矯正治療における広島大学との連携事例のご紹介や、難症例、最近の研究内容の紹介も交えながら、矯正治療の進め方についてお話させていただきます。

【略歴】

平成4年 広島大学歯学部卒業
平成4年 医療法人社団歯友会赤羽歯科勤務
平成7年 広島大学歯学部矯正歯科学講座入局
平成11年 広島大学歯学部助手
平成16年 広島大学病院矯正歯科外来医長
平成17年 米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学
平成19年 広島大学病院講師
平成25年 広島大学大学院医歯薬保健学研究科歯科矯正学教授
平成26年 広島大学歯学部長補佐
平成28年 広島大学歯学部副学部長 現在に至る

日本矯正歯科学会認定医・指導医・代議員
日本顎関節学会専門医・指導医・代議員
日本口蓋裂学会評議員
日本顎変形症学会評議員
中・四国矯正歯科学会副会長
日本再生医療学会認定医
米国Angle society member
谷本 幸太郎 教授
〒734-8553広島県広島市南区霞1-2-3
広島大学大学院医歯薬保健学研究科歯科矯正学

小児の咬合誘導

[日程]   平成30年6月30日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時30分まで
[講演会場] 「広島県歯科医師会館」2階 研修会室
[講師]   大垣女子短期大学歯科衛生学科 教授 海原 康孝先生

講演内容

【講演テーマ】

小児の咬合誘導

乳歯の萌出から永久歯萌出完了に至る時期の歯列・咬合の管理は,小児の口腔の健康を育成する上で避けては通れない問題です。これに対するアプローチの方法や開始時期については,今もなお世界中の研究コミュニティによって評価され続けています。多くの臨床医が,永久歯列完成前に骨格、口腔機能および歯列弓の異常を改善しようとしていることについては,もはや論を待たないでしょう。
歯列・咬合を正常に導くにあたっては,関連する様々な要因をコントロールする必要があります。たとえば,患者の年齢や協力度,保護者のサポート,顎顔面口腔領域の形態と成長様式, 口腔習癖の有無などです。これらの問題を踏まえ,発達の妨げとなる異常所見を早期に発見し,治療にあたることが我々歯科医師に求められます。
本日の講演会では,小児の歯列・咬合を育成する上で,重要視されている基本的な事柄と考え方,および代表的な咬合誘導の治療法についてご紹介します。

【略歴】

平成3年 広島大学歯学部卒業
平成7年 広島大学大学院歯学研究科博士課程小児歯科学専攻修了博士(歯学)
平成7年 文部教官 広島大学 助手 歯学部附属病院
平成13年 広島大学歯学部附属病院 診療講師
平成30年 大垣女子短期大学歯科衛生学科 教授

【資格】

日本小児歯科学会専門医指導医
日本障害者歯科学会指導医
自閉症スペクトラム学会認定 自閉症スペクトラム支援士(STANDARD)

義歯製作の基本並びに調整について

[日程]   平成30年5月19日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時30分まで
[講演会場] 「広島県歯科医師会館」2階 研修会室
[講師]   日本歯科大学附属病院総合診療科 石田 鉄光 准教授

講演内容

【講演テーマ】

義歯製作の基本並びに調整について

 口腔衛生意識の高まりや8020運動の推進により、高齢者における残存歯数は増加している。しかし、残存歯数が増加するということは歯周病を抱えた歯が増加しているということである。部分床義歯の割合でみると、中年層では減少しているが、高齢者では増加している。全部床義歯においては、全体的には減少傾向にあるが、超高齢者では増加している。歯が残存することは喜ばしいことではあるが、その歯の状態が悪化し抜歯するようなことになった場合には、歯槽骨にかなりのダメージを与えた状態になることとなる。そのため、高齢者に対し義歯を製作するとなると、部分床義歯の場合には歯周病を抱えた支台歯を保護するような設計を考え義歯を製作することになり、全部床義歯の場合には難症例と言われるような、顎堤が著しく吸収した状態の場合がほとんどではないかと思われる。
 欠損補綴については、インプラント補綴という方法もあるが、高齢者に対しては、顎堤の状態、全身の健康状態、経済的な理由から選択することができない場合が多いと考える。そのため、状態の悪化した顎堤に対し全部床義歯の製作を行わなければならなくなることが多い。
 また、義歯製作においてすべての困難な状況を解決してしまうような簡潔な技法はなく、1つ1つの手順をていねいに確実に積み重ねていくことが重要なこととなる。今回は、全部床義歯の製作についてスタディーモデルの印象採得から義歯装着までの基本的な手順、術式を見直してみたい。

【講師プロフィール】

昭和61年3月 日本歯科大学歯学部卒業
     6月 日本歯科大学歯学部歯科補綴学教室第2講座 助手
昭和62年10月 日本歯科大学歯学部高齢者歯科診療科    助手
平成8年 4月 日本歯科大学歯学部高齢者歯科診療科    講師
平成10年9月~平成12年8月
       ドイツ,Philipps大学(マールブルク)補綴学教室 客員講師
平成11年4月 日本歯科大学歯学部歯科補綴学第3講座高齢者歯科 講師
平成13年1月 日本歯科大学歯学部附属病院総合診療科 講師
平成18年4月 日本歯科大学附属病院総合診療科 准教授
平成27年4月 日本歯科大学附属病院診療部長

日本補綴歯科学会 専門医 指導医
日本老年歯科医学会 専門医 指導医

次世代の歯内療法〜温故知新〜その3〜

[日程]   平成30年2月3日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時30分まで
[講演会場] 「広島県歯科医師会館」2階 研修会室
[講師]   吉岡デンタルキュア Endodontic center院長 吉岡俊彦先生

講演内容

【講演テーマ】

「次世代の歯内療法〜温故知新〜その3〜」

 第3回となる今回は、やはり大切な診断の部分として歯根破折・歯根吸収について。
そして、実際の臨床で問題となる根管形成時の根尖部の狭窄・閉塞への対応法を。
それぞれ症例をご覧頂きながら解説させて頂きたいと思います。
また、当院の症例の中からご紹介頂いた難症例を中心にどのように診断・治療を進めたかについてお話しさせて頂きます。

1, 1,2回目の復習
2, 歯根破折・歯根吸収の診断と対応
3, 根尖部の狭窄・閉塞への対応
4, 症例供覧

【講師プロフィール】

2007年  東京医科歯科大学歯学部 卒業
2008年  広島大学病院研修医 修了
2008年  東京医科歯科大学歯髄生物学分野 入局
2012年  学位(博士(歯学))取得
2012年  東京医科歯科大学歯学部附属病院 医員
2013年~ 東京医科歯科大学歯髄生物学分野 非常勤講師
2013年  吉岡歯科医院 Endodontic center
2016年12月 吉岡デンタルキュア Endodontic center 開設

所属学会
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会
日本臨床歯周病学会

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