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2013年の活動

開催概要


[日程]   平成25年11月9日土曜日
[講演時間] 午後6時30分から 午後8時30分まで
       (今回いつもより開始時刻が遅いのでご注意してください)
[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[演題]  「自信をもって抜歯術に臨むために」 
[講師]  日本大学松戸歯学部 顎顔面外科学講座 教授近藤 壽郎

演題:自信をもって抜歯術に臨むために

歯科診療の中で、抜歯は高頻度に実施される外科手術であります。最近では開業歯科医院でも、比較的難度の高い抜歯を行うようになってきています。歯学部附属病院口腔外科に勤務する立場で感じるのは、抜歯依頼の質が変化してきていることです。単純な萌出歯、歯周病に罹患した動揺歯、または高度なう蝕による残根歯などの依頼が減少し、また比較的簡単な埋伏歯の抜歯依頼も減少し、下顎管に近接する埋伏智歯のような難度の高い抜歯依頼が多くを占めてきています。これは適切な抜歯難度の判断と、比較的難しい抜歯に対応できる臨床技術が一般歯科の先生方に定着してきていることの現れかと考えられます。しかし反面、過去に比べてより深刻な抜歯に関連した医療過誤・事故が増加し、その処理の依頼件数も増えているのが現況でもあります。これらを踏まえ、本講演では臨床現場で役立つ話題と著者の専門医としての経験談を加え、責を果たしたいと思います。
  本席では、以下の話題を取り上げ、とくに抜歯術の基礎をなす事項を中心に解説いたします。
1.抜歯術に必要な病歴聴取と診察法の要点
2.抜歯術において注意すべき局所解剖学上の要点
3.局所麻酔法の効果と安全性に関する常識的事項
4.抜歯術の実際
5.抜歯術における薬物投与の基本;抗菌薬を中心として
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写真 2 写真 1

講師紹介

氏名 近藤 壽郎(こんどう としろう)
生年月日/年齢 昭和31年1月21日生/ 57歳
現職 日本大学教授(松戸歯学部顎顔面外科学講座:主任) (歯学部口腔外科学第一講座:兼担教授)
(公社)日本口腔外科学会 理事 (一社)日本顎関節学会
理事(一社)日本有病者歯科医療学会 理事
熊本大学大学院非常勤講師(顎口腔病態学)併任
鶴見大学歯学部非常勤講師(口腔顎顔面外科学講座)併任
   鹿児島大学大学院歯学総合研究科非常勤講師(顎顔面疾患制御学講座)併任
長崎大学大学院歯学総合研究科非常勤講師(顎・口腔再生学講座)併任
免許と資格
歯科医師免許  1980年7月18日 歯科医籍登録 第81147号学位学位名:歯学博士  授与
年月日: 1985年3月15日 口腔外科専門医(登録番号247号 1988年9月29日)
(公社)日本口腔外科学会指導医(登録番号373号)
(一般社団)日本顎関節学会認定指導医(認定番号27号)
(一般社団)日本顎関節学会認定顎関節症専門医(認定番号29 号)
(一般社団)日本顎顔面インプラント学会指導医(認定番号110号)
学歴
1980年3月17日鶴見大学歯学部卒業1985年3月15日鶴見大学大学院歯学研究科博士課程修了
職歴    
1987年4月1日  鶴見大学歯学部講師(口腔外科学第1講座)
1991年4月1日  労働福祉事業団 横浜労災病院歯科口腔外科部長
1999年1月1日  鶴見大学歯学部助教授(口腔外科学第1講座)
2003年4月1日 日本大学教授(松戸歯学部 口腔外科学講座)
2005年4月1日   日本大学教授(松戸歯学部 顎顔面外科学講座:主任)
現在に至る

演題:色と形からみる口腔粘膜病変

[日程]   平成25年9月28日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時まで
[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[講師]  日本歯科大学口腔外科 小林隆太郎教授 
[講演内容]
「色と形からみる口腔粘膜病変」

日常の臨床の場で、まずは 「見落とさないこと」、「発見すること」、「相談に対応出来ること」とても大切だと考えます。 診療室では、歯科医師に加え、歯科衛生士も同様の知識が必要です。治療と予防の場において、口腔内全体を管理していく現状では医院全体としての総合力が求められます。 口腔がんを知ることは、まず口腔粘膜病変を知ることから始まります。 口腔粘膜に変化や病変があるときに、まず目に飛び込んでくるのは 「色」そして「形」という情報です。 そこで今回、「白」「赤」「黒」「黄」「紫」という色を基本に、多くの症例をみて頂き眼を慣らし、口腔粘膜疾患を理解して、講演翌日からすぐに役立つような内容をご提供したいと考えております。
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講師紹介
氏名 小林隆太郎 昭和34年7月24日生
現職名 日本歯科大学口腔外科 教授 
    日本歯科大学附属病院医療管理室 室長
学歴 昭和59年 3月 日本歯科大学歯学部 卒業(73回)
   平成元年 3月 日本歯科大学大学院歯学研究科 博士課程修了
職歴 平成3年 4月 日本歯科大学歯学部口腔外科学教室第2講座 講師
   平成7年12月 日本歯科大学歯学部附属病院顎変形症プロジェクトチーム 口腔外科責任者、病棟医長
   平成13年 1月 日本歯科大学歯学部附属病院顎変形症診療センターセンター長 (平成19年3月31日まで)
   平成15年4月 日本歯科大学歯学部附属病院口腔外科 助教授
   平成19年4月 日本歯科大学口腔外科 准教授
   平成20年4月 日本歯科大学附属病院医療管理室 室長併任
   平成22年4月 日本歯科大学口腔外科 教授
保険関連:平成5年 より、現在に至るまで 
     日本歯科医師会疑義解釈委員会委員・日本歯科医師会保険適用検討委員会委員長など
     多数の審査委員、指導医を兼任中
表彰関連:平成24年10月  厚生労働大臣表彰
     平成22年 日本歯科大学第1回ベストレクチャー賞受賞
  平成23年 日本歯科大学第2回ベストレクチャー賞受賞
   平成24年 日本歯科大学第3回ベストレクチャー賞受賞
平成25年 日本歯科大学第1回ベストティーチャー賞受賞 (連続3回ベストレクチャー賞受賞により)
 

演題:クラスプデンチャーの設計原則~前処置からノンクラスプデンチャーまで~

[日程]   平成25年6月22日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時まで
[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[講師]  伊藤 誠康/日本大学松戸歯学部 有床義歯補綴学講座 
[講演内容]
「クラスプデンチャーの設計原則~前処置からノンクラスプデンチャーまで~」  
 伊藤 誠康/日本大学松戸歯学部 有床義歯補綴学講座
パーシャルデンチャーは、「動かない」「清掃しやすい」「破損しにくい」を目標に製作しても保険制度のクラスプデンチャーでは現実的に厳しい面もあるかと思われます。
そこで、クラスプデンチャーにおいて患者と術者がともにより良好な予後を得るために、印象前に行う前処置は最初の大切なひと手間となります。例えば、ガイドプレーンの形成だけでも「動かない」を短時間で費用もかけずにある程度向上することができます。パーシャルデンチャーの基本的な内容ではありますが、このひと手間と勘所についてお話ししたいと思います。
一方、自費診療のノンクラスプデンチャーは、ポリアミドナイロン樹脂(バルプラスト、ルシトーン、フレキサイト)やポリカーボネート樹脂(レイニング、ジェットカーボ)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(エステショットブライト)など現在、多様な材質が使用されています。一般的に商品名で選択されることが多いように思われます。これらの各材料特性についてチェアサイドでの修理の適否や長期使用による表面変化、金属フレームとの併用症例についてお話しします。 
また、演者がアメリカ留学で見てきた一般のアメリカの歯科開業医の様子やCreighton大学歯学部や現地での食生活の様子について雑学的ではありますが以下のトピックスに交えてお話しします。
1.クラスプデンチャーの設計原則
2.トラブルの対応
3.ノンクラスプデンチャーのメーカー、材料特性について
4.アメリカの歯科医院
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<略歴> 伊藤 誠康(いとう まさやす)
1992年  日本大学松戸歯学部卒業
1996年  日本大学大学院松戸歯学研究科(局部床義歯学)修了 博士(歯学)
1998年  日本大学松戸歯学部歯科補綴学第三講座 助手
2004年  日本大学松戸歯学部歯科補綴学第三講座 講師(専任扱)
2007年  日本大学松戸歯学部顎咬合機能治療学講座 専任講師
2008年  日本大学松戸歯学部付属病院補綴科医局長
2011年  日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学講座 専任講師
2011年  日本大学長期派遣研究員 米国Creighton大学 客員講師 現在に至る
日本補綴歯科学会 専門医・指導医:日本口腔インプラント学会:日本顎口腔機能学会
日本拳法二段(平岡先生が主将の時の後輩で同じ日本大学松戸歯学部日本拳法部出身です)

[演題]  「精神疾患の理解」

[日程]   平成25年3月2日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時まで
[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[懇親会場] 場所を選定中です。午後8時より
[講師]   医療法人社団 広島第一病院 院長・理事長 松岡 龍雄 先生
2013.3.2  あすなろ会 010
[講演内容]
演題)精神疾患の理解

① 精神疾患の分類
② 精神科疾患患者の診察の際の注意点
③ 主な精神疾患についての基礎的知識(統合失調症、うつ病、認知症など)

精神科以外を専門とする先生方にとって、日常診療において、精神疾患の併存する患者さんを診る際には疾患の状態が分からないために、誤解が生じたり、対応に苦慮することが多くあることが推測されます。基礎的知識を知ることにより多少でもそれらの問題を解決する一助になれればと思います。

履歴

平成3年  広島城北高校卒業
平成9年  昭和大学医学部卒業
      同年、杏林大学付属高度救命救急センター 研修医
平成12年 国立呉病院内科、兼救命センター 勤務
平成14年 広島大学付属病院 精神神経医科 勤務
平成15年 国立病院機構 呉医療センター 精神科 勤務
平成18年 医療法人社団 広島第一病院 院長・理事長

専門医など 精神保健指定医
      精神神経学会専門医
      日本救急医学会専門医
役職 など 社団法人 広島県精神科病院協会 監事  
      社団法人 広島市医師会     理事

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