HOME > 活動報告 > 活動報告一覧へ > 2014年の活動

2014年の活動

「Soft tissue management for comprehensive Esthetic treatment」
~複雑な審美治療における軟組織のマネージメント~

[日程]   平成26年11月22日土曜日
[講演時間] 午後7時から 午後9時まで
       ※今回は7時開始ですのでお間違いのないようにお願い致します

[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[懇親会場] 場所を選定中です。午後9時10分より
[講師]   鈴木 真名 先生

講演内容

「Soft tissue management for comprehensive Esthetic treatment」
~複雑な審美治療における軟組織のマネージメント~

現在、患者の歯科治療における審美性の要求は高まり、中にはかなり高度な要求をする者も少なくない。修復治療に審美性を求めると、周囲軟組織のマネージメン トは不可欠となりこの部分に問題があれば解決しなくてはならない。一般的に歯周軟組織の審美形態は、歯肉レベルの垂直的・水平的レベルの連続性、そして対 称性が主に問題となる。一般的にそれらは、露出歯根、歯槽堤の欠損、歯冠乳頭の減少、インプラント周囲軟組織の減少といった臨床症状として現れるが、このようなGingval discrepancyを簡潔に又、的確に分析する事から審美修復治療は始まると考えている。よって著者が行っている歯肉レベルの分析から得られる問題点の注出、そしてそこに必要とされる処置法といったものを臨床例をあげながら解説したい。そして多くのディスカッションが出来ればと考えている。

講師略歴

   
1984年   日本大学松戸歯学部卒業
1989年   鈴木歯科医院 開業
2008年   鶴見大学歯学部 口腔顎顔面インプラント科非常勤講師
2009年   日本大学松戸歯学部 客員教授

所属団体

  
・日本歯周病学会 専門医   
・日本臨床歯周病学会  指導医       
・AAP(American Academy of Periodontology)       
・AMED(Academy of Microscope Enhanced Dentistry) 

スタディーグループ

  
・SJCD(Society of Japan Clinical Dentistry)インターナショナル 常任理事
・東京SJCD 顧問
・OJ(Osseointegration Study Club of Japan)会長

著書

・Illustrated Periodontal Micro-surgery Advanced technique – Soft tissue management for an aesthetic result 2010年 クインテッセンス出版
・Periodontal Microsurgery 2002年 クインテッセンス出版

主な講演先

・P.R.D Annual Meeting
・AAP(American Academy of Periodontology)
・USC(University of Southern California) Perio-Implant symposium
・AMED Annual Meeting
・日本歯周病学会
・日本臨床歯周病学会
・日本口腔インプラント学会 etc

DSCF1343DSCF1344DSCF1347DSCF1348DSCF1352DSCF1358

次世代の歯内療法~温故知新~

開催概要

[日程]   平成26年8月9日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時まで
[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[講師]  吉岡歯科医院~Endodontic center~にて歯内療法専門医吉岡 俊彦先生

講演内容

歯科の医療技術・材料・機械は日進月歩で変化していて、我々にも様々なところから最新の情報が色々と入ってきます。しかしながら「新しい物が良いとは限らない。」と言うのが現実で、何が正しくて何が間違っているのか、何を選択して何を棄却すべきかに日々悩んでいらっしゃる先生方も多いと思います。特に根管治療は見えない所(根管内)の見えない物(細菌)を相手にしていて、見えない事象(痛み)を取り除く処置なので、なおさらです。また、DMF指数の減少および高齢化社会によって、以前のような若年者の抜髄は減少し、何度も再発している根尖性歯周炎や、高齢者の狭窄した歯髄腔に対する根管治療が増加し、根管治療の難易度は年々上昇していると思われます。
歯内療法領域においては、様々な研究報告や歯科用マイクロスコープ、歯科用CBCT、研究用のマイクロCTの活用によって、これまでの常識が非常識に変わってきている事が多く存在します。もちろん根管解剖に対する深い知識が必要であり、無菌的原則を遵守した処置が必須であることは今も昔も変わりません。
講演では科学的根拠に基づく最新の根管治療の考え方・診断法・治療法を、正しい情報と共に直感的に分かりやすく説明できればと考えています。
1. 歯内療法で大切な事
2. 次世代の歯内療法~機器・材料~
3. 次世代の歯内療法~診断・治療~
4. 症例供覧

演者略歴

2000年  広島学院高等学校 卒業
2007年  東京医科歯科大学歯学部 卒業
2008年  広島大学病院研修医 修了
2008年  東京医科歯科大学歯髄生物学分野 入局
2012年  学位(博士(歯学))取得
2012年  東京医科歯科大学歯学部附属病院 医員
2013年~ 東京医科歯科大学歯髄生物学分野 非常勤講師
2013年~ 吉岡歯科医院~Endodontic center~にて歯内療法専門医として診療開始
IMG_4271IMG_4270IMG_4267IMG_4252IMG_4251IMG_4248IMG_4247IMG_4244

チーム医療、安心できる歯科医院のためのシステムづくり〜歯周治療を成功させるためのスタッフの役割〜

開催概要

[日程]   平成26年4月12日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時まで
[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[講師]  東京都渋谷区開業 若林歯科医院  若林 健史

講演内容

近年、歯周病の治療を主訴として来院する患者さんが増えています。我々にとっては大変喜ばしいことですが、歯周治療を行うためには初診から治療中さらには、治療終了後のメインテナンスにいたるまで、スタッフ全員の連携によるチームアプローチが重要になり、医院全体のレベルアップが必要となります。受付は患者さんが初めて出会う医院の顔なので、初診時の対応一つで医院のイメージが作られます。一度作られたイメージはその後ずっと保持され、治療への影響も少なからず及ぼされます。歯科助手は治療中の患者さんに気配りをして、安心して治療が受けられるように務めなくてはなりません。そして歯科衛生士は歯周基本治療の中心を担い、その出来いかんによっては歯周治療の成功、不成功に直接的に関わって来るとても重要な役割の一つです。
 また、歯周治療を成功に導くもう一つの要素として、術者の豊富な知識と優れた技術が必要であることは誰もが認めるところではありますが、歯周治療の特徴として、患者が行う毎日の口腔清掃が歯周治療の成功の良否を左右しています。つまり患者の歯周病への理解と自らが健康になりたいと願う強い気持ちが無くては歯周治療を成功に導くことは出来ません。そこで、患者の意識改革を行うためのカウンセリングがとても重要になります。カウンセリングには色々な方法がありますが、やはり言葉のみで説明するよりも、図や実際の患者さんの口腔内の写真を見せて説明する方法がわかり易いと思われます。また、説明する場所も重要でチェアーサイドで行うよりも、他の患者さんのことが気にならない別の場所で行う方が良いでしょう。
 そこで、今回は歯周治療を進める上で、どのように患者さんにアプローチしたら良いのか、またスタッフとしてはどのような心構えを持ったら良いのか、そして歯周治療を成功に導くためのシステム作りとして、スタッフ教育とカウンセリングをどの時点でどのような方法で行うのが効果的なのかを、当医院を例にとりご紹介しながら解説いたしたいと思います

演者略歴

1982年  日本大学松戸歯学部卒業
     若林歯科医院勤務(東京都練馬区)
1984~89年 MTMコースインストラクター
1989年  若林歯科医院(東京都渋谷区)開院
1990年~ 臨床家のための実践歯周病研修会講師
1994年  日本歯周病学会専門医取得
1997年~ 米国歯周病学会会員
2004年~ 日本大学松戸歯学部歯周治療学教室非常勤医員
2006年~ 盛岡社会福祉専門学校非常勤講師
2007年  日本臨床歯周病学会認定医・指導医
     日本臨床歯周病学会理事
     日本歯周病学会評議員
     日本顎咬合学会会員・日本抗加齢医学会会員 
     渋谷区歯科医師会学術委員会委員
2008年  日本歯周病学会指導医
2009年  日本歯周病学会研修施設登録
2010年  日本臨床歯周病学会研修施設登録
2011年  広島デンタルアカデミー非常勤講師
2013年  日本歯周病学会理事
      日本臨床歯周病学会副理事長

asu140423_04asu140423_05asu140423_06

asu140423_03asu140423_02asu140423_01

病理の視点から見た歯肉退縮

開催概要

[日程]   平成26年2月15日土曜日
[講演時間] 午後6時から 午後8時まで
[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[講師]   広島大学大学院医歯薬保健学研究院 基礎生命科学部門 
       口腔顎顔面病理病態学研究室 准教授 宮内睦美

講演内容

歯肉退縮は日々の臨床の現場で遭遇する身近な現象です.見た目にわかりやすく,審美的な観点からも患者さんの関心が高く,”歯茎が下がっているのだけどどうにかならないか?”とか歯周治療や矯正治療の後で”歯科治療をしたら歯茎が下がったのだけど...”と相談されることもあると思います.また,臨床の現場では,適切なブラッシングによる口腔衛生状態の維持によって,1度退縮した歯肉が這い上がる”クリーピング”という現象が報告されており,”歯肉退縮”は歯科医師だけでなく,歯科衛生士にとっても知っておくべき重要な病態と考えます.
本講演では,臨床の現場で遭遇する”歯肉退縮”の原因やメカニズムについて病理学的視点から下記
の項目について解説いたしますので,皆様の臨床の一助にして頂きたいと思います.
1.歯肉炎,歯周炎の病理組織学的特徴
2.歯周治療に伴う歯肉退縮
3.長い付着上皮
4.薄い歯肉と歯肉退縮
5.咬合性外傷と歯肉退縮
6.オーバーブラッシングと歯肉退縮
7.クリーピングアッタチメントとは
参考文献:歯肉退縮 -知っておきたい!退縮の原因とクリーピング-
デンタルハイジーンVol.33(4):2013 354-374
0215_010215_030215_04 0215_05 0215_060215_07 0215_08 0215_02

演者略歴

1983年3月 広島大学歯学部卒業
1983年6月 広島大学病院 医員
1984年8月 広島大学歯学部 助手
1995年6月 博士(歯学)広島大学
2001年8月 広島大学歯学部 助教授
2002年4月 広島大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授

HOME > 活動報告 > 活動報告一覧へ > 2014年の活動