平成27年度第1回あすなろ会例会ご案内

「患者満足度を目指した総義歯の基本と勘所:技を持って、技に拘らず」

[日程]   平成27年3月7日土曜日
[講演時間] 午後7時から 午後9時まで
       ※今回は7時開始ですのでお間違いのないようにお願い致します

[講演会場] 「広島エソール2階」県歯科医師会館となり
[懇親会場] 場所を選定中です。午後9時10分より
[講師]   日本大学松戸歯学部 有床義歯補綴学講座 河相安彦教授
[講演会費] 歯科医師4000円 スタッフ1000円
[懇親会費] 歯科医師5000円 スタッフ5000円

講演内容

「患者満足度を目指した総義歯の基本と勘所:技を持って、技に拘らず」

義歯によって患者満足を得ることこそが患者との信頼関係を良好にするばかりではなく医院経営にも影響します。私は、患者満足度が、義歯成功の最重要項目と位置づけ、臨床と研究を重ねてきました。そして患者満足度得るために既成概念にとらわれない様々なアプローチとの関連を検討しています。
具体的に:アルジネート印象で製作した義歯は満足を得られるか?
咬合様式と満足度の関連は?などです。
これらには、教科書的には「形(かた)」があり、それに沿って臨床が進められることが学生や研修医には求められます。補綴の専門医はその「形」に沿わないことが「邪道」と呼ばれたりします。
補綴、特に総義歯の極意は先人の非エビデンスの「形」を盗み、それを伝承するものとも言えます。それが匠の「技」です。長い歴史の中で培ってきた「技」です。そこには数値で表せない、ある意味、「レベル4」のエビデンスがあり、この技を学ぶこと、極めること、無駄ではありません。
しかし,大事なのはそれが目の前の患者に通用するかという、患者中心の「批判的吟味」と「自己抑制」がなければ、いわゆる「ドグマ」の壷にはまります。
これが今回の「技を持って、技に拘らず(こだわらず)」となります。
前半は少し講釈を垂れさせていただき、後半に「持つべき技」と、それにこだわらない「柔軟な義歯臨床」をお話しできればと思います。少しでも、皆様のお役になれば幸いです。

講師略歴

   
1984 日本大学松戸歯学部卒業・補綴学第1講座研究生
1989 日本大学助手
1993 日本大学松戸歯学部講師
1999-2001 マギル大学歯学部(カナダ・モントリオール)
2005 ニューキャッスル大学医学部修士課程(臨床疫学)修了(医学修士)
2010 日本大学教授(松戸歯学部有床義歯補綴学講座)

お問い合わせ先

平岡歯科医院  平岡 弘光 宛
〒732-0052 広島市東区光町2-5-3第11平勝ビル201
TEL 082-263-1100 FAX 082-263-1573

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